倫理政経の学び方 倫理部門


今回は、センター試験(今後は共通テスト)に向けて勉強をしている皆さんに、倫理の勉強をどうすればいいのか、ということを自分なりに解説しようと思います。


さて、倫理政経を選択しようと考えている方。


学校側から、独学で出来るだけ頑張ってー!なんて言われてませんか?


僕は、参考書などを利用して先取りで勉強しておくよう指示されました。


と、いうのも。僕の学校では現代社会を主に習っていたのですが、その際時間の都合上倫理分野を学ぶことが出来なかったんです。


なので、倫理については一切分かってない状態で3年生になる直前の春休みまでを過ごしていました。


学校は、なるべく倫理とかをやっといてね。と言われていましたが、僕自身は何をすれば良いのか。そもそも、どんな参考書が良いのか。


計画も何もなく、春休みに突入。


とりあえず参考書を買おうと、本屋に篭って倫理政経の所をひたすら見ていました。


そこで出会ったのがこの本です。

改訂第3版 センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本

改訂第3版 センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本

  • 作者:奥村薫
  • 発売日: 2016/07/14
  • メディア: 単行本

倫理政経の点数が面白いほどとれる本。

なるほど、点数が取れると書いてあるんだからこれをやれば取れるんだろう。

そう思って、この本を読み漁ろうと心に決めました。


しかし!


倫理分野にあまり興味がない私には、いくら分かりやすい説明が書かれていても、読むことが苦痛でしかなかったのです。

第二章のちょっと行ったところで、読むのを諦めてしまいました。

やばい、本を買った料金が無駄になる!

勉強できていないことよりも、本の料金に対しそのリターンが少なくなってしまうことに危機感を覚えました。


なんとか、この本を活用しながらも勉強へのモチベーションを高める方法は無いだろうか。

考え抜いた結果、導き出された結論は



センター過去問を解く



これが最適だと考えつきました。


何もわかっていない状態でセンター?

解けるわけがないのに、やったって意味が無いじゃないか。とお思いでしょうか。

いえ、解けなくていいんです。

解くことが目的ではないんです。

センター試験過去問をいきなり解く勉強法について、これから2つの事を挙げさせていただきます。



その1      センター試験に慣れることができる


本を読んで知識を蓄える。これは、大切なことです。

最近、アクティブラーニングなどと叫ばれているが、アクティブに学ぶためには最低限の知識が必要なのに、そちらを軽視している気がする。ただ歴史の資料を並べられても、そこに書いてある単語の意味や、時代背景を理解しておかなくては学びなどは生まれない。

と、かつての恩師は言っていました。

知識なくして、問題を解こうなどというのは、不可能です。テクニックは、知識を基盤として漸く成り立つのです。

しかし、本を読んで知識をインプットして、という作業は、慣れていない人には苦痛に思えるでしょう。興味がない人なんかは尚更です。

だからこそ過去問を解くんです。

知識ではなく、問題形式を研究するんです。

センター倫理政経では、語句知識でどうにかなる程簡単には作られていません。

その分野に対する深い知識を必要とする問題はもちろんあります。

そこで、どれほど深く学ばなくてはいけないのか。それを前もって見ちゃいましょう。

ゴールを定めるんです。

そして、問題がどのように構成されていて、こんな感じで聞いてくるのか、と。

なんとなくイメージをしておくんです。


ですが、これだけでは勿論知識が足りませんよね。

問題は解けません。




そこで、

その2     問題を解きながら、参考書で確認していく

です!



過去問を解きます。すると、勘でない限り、大抵間違えると思います。

そこで、一つ一つの問題に出てくる人名やその他の語句を参考書で確認するんです。

この人物はなんなのか。と。

そうすることで、センターで余裕で出てくる人物の思想などを学ぶことができる。つまり、必ず覚えておくべき語句をかなりカバーできます。

だから、ただ本を読み漁るのではなく、重要な語句に焦点を当てて覚えていく事で、全体の枠組みを作ることできます。

キリスト教はほぼ毎回出てるな、とか、青年期については必ず出てるな、というように、学ぶべきところが露見するので、非常に勉強しやすいんです。

これを何度も繰り返せば、自然と覚えることでできます。

以上より
センターを解く
   ↓
問題の傾向を掴んでおき、そこに出てくる語句を学ぶ
   ↓
何度も何度も繰り返し、定着させる
   ↓
最後に、細かいところをしっかりと確認する


このサイクルが重要となります。




倫理では、青年期•世界の主な宗教•世界の思想•日本仏教•日本思想•現代の倫理問題、などを学ぶ必要があります。

この際、最も大切になるのは人名です。

正確には、人名とその人の思想をセットで覚えて、かつ、思想を深く理解する事が大事です。

なぜなら、そうすれば解けるようになる問題が多いからです。

でも、本を読んでもなかなか理解できない。

という方もたくさんいらっしゃるでしょう。

僕もその1人でした。

そんな皆さんに朗報です。なんと、無料で!分かりやすく!倫理分野の思想を理解する手段があるんです。


それが、







YouTubeです。

YouTubeで倫理について解説している方が、実はいるんです。

僕もかなりお世話になりました。

最近では、YouTube人物の思想を解説している方もいます。

見てみたところ、かなり分かりやすく説明されていました。

皆さんも検索してみてはどうでしょうか?




さて、今回はセンター倫理政経、倫理分野の勉強法を自分なりに解説してみました。


過去問を解く!
過去問から学べる事、吸収できる事を研究し、その後順序立てて知識を蓄えていく。

そして、理解するためにYouTubeで解説動画をみる。


僕はそうやって勉強しました。

皆さんも、がんばってください!